手術当日…
朝起きてからずっと緊張している。
手術というのが親知らずを抜いたくらいで、麻酔も歯医者の部分麻酔くらいしか経験がない。
とっても怖い。
旦那に「目を覚まさなかったら起こしに来てね。」とか「動けなかったら抱っこしてね。」とかずっと言ってる。
9:00 病院入り
病院に行くと受付の人も看護師さんも普通。
当たり前だよね…。緊張しているのは自分だけ。
呼ばれる前に2回もトイレに行ってしまった。
9:30 最後のエコー
手術前に血圧と最後の赤ちゃんを確認。
大きさも変わっていない。
心拍もない。
羊膜が膨らんで大きくなっている。
あぁ。ついにお別れなんだ。
先生が私にも心拍が動いてないことを確認したね?と同意を求めた。
「あ。はい。。。」
気のない返事。
憂鬱でしかない。
稽留流産手術準備
特に準備することもないが、生理用パンツとナプキンの確認。
手術はなんと内診の隣の部屋…
手術室というよりは内診の部屋と変わりない。
台がベッド状に変わっただけ。
左側に静脈麻酔を打つ台が付いているベッド。
静脈麻酔はだんだん効いてくると話せなくなる。
意識がなくなると看護師さんに言われ、数数えたり何かしら声出していてくださいね。とのこと。
処置と並行してかけると言われて
「え?並行?処置前にするんじゃないの!?」と驚いた。
子宮内除去手術開始
静脈麻酔する前に前処置?でグリグリ何かされている。
もう既に痛いんですけど。
早く!麻酔を!
と思っている時にチクッとするよ~の掛け声で静脈麻酔を打たれました。
まだ意識あるな~。と思っていると、
グニャ~~~~~っと目の前が歪む。
「あ。グニャっとしました。」
と話した後はどうなったのか分からない。
正直、ずっと意識があった気がする。
そして「痛い!痛い!」と叫んでいた。
夢なのか現実に声に出てたのか分からないけど、
すっごく痛くて叫んでたし、麻酔かかってるのに身体を浮かしたりしてた。
全然麻酔効いてないじゃないか!
と思いながら叫んでいたら、いつの間にか手術は終わっていて…。
看護師さんに抱えてもらいながら隣の病室へ。
視界はグニャ~っとしていたけど歩けていたと思う。
そして手術終わってお腹を刺激されたからかトイレに行きたくなって、
看護師さんに「大きい方がしたいんですけどトイレ行っていいですか?」と聞いていた。
しかし麻酔をしているので1人にできないらしく一緒にトイレにin。
麻酔で意識朦朧としてるし気が散って出ない。
病室に戻りお腹痛いと言いながら横になっていたけど、すぐ歩いてトイレに行ったせいか気持ち悪くなって吐いてしまった。
そして病室で少し眠った。
手術後
手術後で疲れているはずだけど眠りは浅くすぐ目が覚めた。
看護師さんの声も聞こえる。
あぁ。終わったんだなー。
と思っていたら看護師さんが来て「立てる?荷物持ってね。手術後の内診するよ。」と内診台ヘ。
子宮の中はキレイになったよう。
先生は「よくあることだから気にしないで。」と何度も言ってた。
病室を出て、迎えにきてくれた旦那を見ると涙が溢れた。
「手術痛かったよぉ。」
旦那はポンポンっと頭を撫でてくれた。
稽留流産・子宮内除去手術の費用。
手術の費用は受付の人に1万円より少し多めに持ってきてと言われてましたが、
私の場合は最終の金額は9,160円で1万円かかりませんでした。
正直、受けたくて受ける手術ではないし、
精神的にも「こんなツライ手術があるんだ。」と思ったので、
母子手帳をもらってから流産をしてしまった人には手術代をなしにしてほしい。。。
手術して赤ちゃんが帰ってくるわけでも、病気を治すわけでもない。
ツライ思いをしてなお、お金がかかる…。
稽留流産・子宮内除去手術後の過ごし方。
- 4日後に内診を受けに行くこと。
- 1週間は安静に。
- 4日後から軽めの家事をしてもいい。
- 仕事は7日後から。
- 性生活は14日後から。
- 妊娠を希望する場合は生理を3回見送ってから。
流産の手術後は妊娠しやすいみたいだけど、生理を3回見送って下さいと言われました。
術後はそんなに血も出なくて、すぐ動けそうだったけど安静に過ごしました。
手術日と次の日の丸2日間は旦那が仕事を休んでくれて家事と育児をこなしてくれました。
なんだか申し訳ないな~と思いつつも寝ているしかなかったので寝ていましたが、
旦那に「ありがとうね。大変だったでしょ?」と言ったら…
「大丈夫だよ。普段こんなに大変なんだね。家事してたらあっという間に保育園のお迎え時間だし、
仕事しながら家事もよくやってくれてるよ。ありがとう。疲れていない時は手伝うね。」
と思ってもみない言葉が…。
その言葉だけで十分。
旦那も毎日仕事を頑張ってくれているんだから。
第2子のこと…
私にとって大切なことを気づかせてくれた赤ちゃん。
今回は空に帰ってしまったけど、2人目を妊娠することの大変さ。
2人目を産むってことは素直に喜ばしいことだけじゃないことも分かった。
1人目に対する気持ち。
旦那の気持ちと変化。
家庭の経済バランス。
「なんとかなる。」が楽天的な私の考え。
実際はそうじゃないこともある。
人は1人では生きていけない。
家族の支えがあって生きていけるんだ。
短い期間に色んなことを教えてくれてくれた第2子。
ありがとう。
まだまだ未熟な母と父だけど…
また会えるといいな。
バイバイ。またね。
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